最近家で誰もいないのに、物音がします。何か供養した方が良いのでしょうか?

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世の中は不思議な事も多いですが、怖がると余計に怖くなったりもします。「またか」くらいに思っていると、いつしか気にならなくなりますよ。

誰もいないのに物音がする。特に一人の時なんか怖いですよね。

でも、あまり気にしない方がいいですよ。

 

家にいて、特に木造の場合は割と頻繁に物音がします。湿度や温度の関係で木が収縮を繰り返すからです。その時に音がなるのです。

コンクリート造のマンションでも、壁の中は木で造作しているものがほとんどですので同じような現象が起こることでしょう。

あまり気にしすぎるとその周波数の音に敏感になってしまうので、好きな音楽でも聞いて気をまぎらわしてください。

経験上、音だけでは特に霊障とは言い切れません。壁にかけている絵が突然落ちたり、机の上にあるコップが勝手に落ちたりしてからが本番です。

でも心当たりがあったり、どうしても心配だと思うのであれば、ご先祖様に守ってもらうために供養のお経をあげてもらうのも善い方法でしょうね。

 

ちなみに怖がらせようと「先祖がたたっている」という言葉を使う人がいますがそんなことありません。ご先祖さまは、いつもあたたかく見守ってくれていますよ。

 


聴き手

草切榮隆

日蓮宗本円寺

第三十九世現住職 草切榮隆

聴き手のお坊さんについて